こんにちは。
今回は相続関係説明図についてご説明しましょう。
相続関係説明図とは相続人の範囲を図で説明するためのもので
一般に「家系図」と呼ばれているものとほぼ同じものを指します。
非常にシンプルな一例ですが下に示してみましょう。

書き方については特に決まったルールはないのですが、一般的な書き方をご紹介すると
①妻は二重線、子は単線で書く
②故人(亡くなった方)の死亡日、氏名を書く。
③配偶者、子については生年月日を書く。

最低限上記のような感じで作成すれば良いでしょう。
バリエーションとして子が別居してる場合などは各人に住所を記入する例も多く見られます。

上記の相続関係説明図については、初回面談時に相談者に持参して頂く場合もありますし、
お話をお伺いしながら私が作成する場合もあります。
もっとも、その後税務申告のため被相続人と相続人全てについて戸籍を取り寄せてることが
必要なのですが(この作業がとても大変です)、その過程で説明図以外にも別に相続人が存
在していたなど予想外の展開になってしまう…ということもまれにございます。

なお、相続関係説明図に類似するものとして、法定相続情報証明制度というものがございます。
こちらは法務局で作成してもらえる書類で、相続税の税務申告でも前述の相続関係説明図の
代わりとして利用できるものです。