こんにちは。
3度目の更新になります。
さて、少々古い情報になりますが、7月1日に国税庁は2020年分の1月1日時点の路線価を発表して
おります。この路線価は相続税や贈与税の算定基準となり、納税金額に大きな影響を与えるもの
です。ところが、3月以降は新型コロナウイルスの影響によりインバウンド産業が大打撃を受け、
経済活動の停滞で不動産取引が急減しており、1月1日現在の地価では新型コロナウイルスの影響
を加味した実態を反映していないとの批判がありました。
そこで、7月1日の日経新聞朝刊によれば今後の地価の推移によっては路線価の減額修正を可能にす
る措置を導入する方針であると報じております。

実際に不動産の売却による納税資金の確保ができないため、有価証券の売却に切り替える事例、ある
いは金融機関による融資に切り替えるという事例が私の扱う案件でも起こっており、相続税や贈与税
の申告においても新型コロナウイルスの影響の深刻さを身に染みて感じております。

7月22日現在では国税庁は未だ上記の路線価の減額修正に関する措置について何ら公表されておりま
せんが、何らかの措置が発表されましたらここでご紹介したいと思います。